陶芸はじめました

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陶芸やってみました

ひょんなきっかけから陶芸をすることになりました。
と言っても、近くのワークショップで3時間の体験教室です。
なので、髭生やして、作務衣着て、頭にタオル巻いて、匠。


というような本格的なものではございません。

陶芸の工程

陶芸の工程は、大きく、
・制作
・素焼き
・色塗り
・本焼き

という4つのステップがあるようなのですが、
3時間の体験では勿論全てはできないので、
制作のみを体験しました。
手回しろくろを使って、粘土の塊から自分の好きな形の器を作り上げるのです。

陶芸に思う、粘土への思い

まずは、茶碗から。
粘土の塊をもらって、捏ねくり回す。
そしてその粘土に色々な思いを馳せるのです。

憎しみや、嫉み。
恨みや、嫉み。
辛みに、嫉み。
嫉みに、嫉み。

嫉み9割で器を作っていきます。

粘土なんて小学生以来に触るので、まぁなんとなく楽しいです。

陶芸の良さとは

それよりも、陶芸で、何が一番良かったかというと、

無になれることです。
そう、つまり宇宙です。

そこには我がありません。
あるのは、粘土の塊と、それを捏ねる手のみ。

私はとうとう、無我の境地への招待状を手に入れました。

なんということでしょう。
そんなことを考えていたもんだから、
当然、上手に茶碗を作ることができませんでした。

ひたすら回す

無我に入りすぎて、先生の言うことが耳に入っていなかったのですね。
先生の言うことをしっかりと聞いていた周りの方々は、それはまぁ綺麗な茶碗を作っていました。
(後に先生の教えを乞うて、私もちゃんと作ることはできましたが。)

あとは、手回しろくろで形を整えていきます。
このろくろが、なんとも陶芸やってる風な空気を醸し出してくれます。

まぁ、回す回す。無駄に。
新進気鋭のDJかってくらい、ひたすら回す。無駄に。
パリピもびっくりするくらい、もういいっすね。

どうにかこうにか、人生最初の作品がこの世に誕生しました。
茶碗って粘土と嫉みとDJとパリピでできているんだな、と初めて分かりました。
そんなもんに米をよそって食べてたらそりゃ太るわ。

それからは、湯飲み、お猪口、皿、なんてものを、作っていったら、
あっという間に3時間、終了。

焼き上がりは、ひと月後

後の工程は先生方がやってくれるので、1ヶ月後くらいに焼きあがった作品が届くのを待つのみ。
色づけもやってくれたりするので、
あの粘土がどのように焼きあがってくれるのかは、楽しみであったりもします。

陶芸を通して

今回、陶芸を体験して分かりました。
器を成形する、ということよりも、
「こねる」という行為、どうやら私、これが好きなようです。
粘土、うどん、パン、ピザ、ハンバーグ、駄々、ショーン、、、
色々こねていきたいと思いました。

大人になって、仕事以外にも何かこう、没頭できるような物や事があるのは素敵なのでしょう。

これからのこと

これをもって、陶芸を卒業することにします。
次は、仏像を作るワークショップやりたいなと。