こんにちは。TS部のsadakataです。
今回は僕のふるさとをご紹介します。
長崎県、五島列島
僕のふるさとは長崎県の『五島』というところです。
五島列島(ごとうれっとう)は、九州の最西端、長崎港から西に100kmに位置し、北東側から南西側に80km(男女群島まで含めると150km)にわたって大小あわせて140あまりの島々が連なる列島
引用元:wikipedia
正確には『五島列島』といい、有人・無人の大小約150の島々からなっています。
ご存じない方にも、どんなところか興味を持っていただくために、特徴をご紹介してまいります。
1.地理
五島列島は長崎県に属する島で、長崎本土より西方約100kmにあります。
・・・すごく西です。
経度は東経128度。東京都の経度は139度で、差は11度。
日本国内ですから時差はないのですが、日の出、日の入りは1時間近くの差が出ることになります。
五島列島へのアクセス
五島列島へのアクセスは、飛行機だと長崎・福岡から30分、
船だと長崎からフェリーで4時間、高速船で90分です。
この高速船、九州商船が運航している川崎重工製のジェットフォイルで『ぺがさす』という名前なのですが、
とてもかっこいいんです。船なのに、海上を飛ぶのです。
ジェットフォイルは、なぜ、“海を飛ぶ”のか?
引用元:川崎重工業株式会社
またスピードを上げる際、船内には「本船は間もなく、高速航行に入ります」というアナウンスが流れます。
子供の頃の僕にとってはこのアナウンスがかっこよくて、聞くたびにドキドキしていました。
2.人口
五島列島全体で、7万人近い人が生活しています。
その気になれば、埼玉スタジアムを超満員にすることもできるのです。
僕がうまれた『福江島』だけでも約4万人です。
その気になれば、横浜スタジアムを超満員にすることもできるのです。
『島』というと、みなさん少人数の秘境みたいなところを想像するようで、
人口を聞いて「意外といっぱい住んでるんだね!」と驚く方が多いです。
3.気候
南国リゾートのようなイメージを持たれがちですが、
残念ながら(?)それほど暖かいわけでもありません。
年間の平均気温で、東京より1.5度ほど高い程度です。
特徴としては、雨が多いことでしょうか。
しかし雪はあまり降らず、まして積雪は滅多にないので、交通が混乱する心配はありません。
(そもそも電車は走っていないのですが…笑)
4.食文化
なんといっても海の幸です。サバやアジ、イカが有名です。
子供の頃は、食卓に魚が並びすぎて嫌いになるほどでした
(今になって思えば、とても贅沢なことだったのですが)。
料理の味付け
料理の味付けは、どちらかというと関西風だと思います。
カップうどんの出汁が関西・関東で異なるのは有名な話ですが、五島で販売されているのは関西風です。
独特の出汁もありまして、それが『あごだし』です。
『あご』とは方言でトビウオのことで、上品な旨味が特徴です。
名産品『五島うどん』を食べるときは、決まってあごだしです。
「あごだし」の「あご」は漢字で「飛魚」と書き、トビウオを焼いてから乾燥させたものです。
引用元:学校法人東京農業大学「食と農」
特筆すべき味の違いの一つに「醤油」があります。魚の刺身に、甘い醤油が使用されるのです。
醤油が甘いのは、室町時代に始まった南蛮貿易によって、九州地方にポルトガルやスペインから
砂糖が多く持ち込まれたため、甘い味が好まれるようになったという理由のようです。
この甘い醤油で脂ののったブリなんかをいただくと、コッテリして最高です!
5.五島のこれから
五島は、世界遺産の島を目指しています。
五島列島と教会
江戸時代、五島には多くの隠れキリシタンが住んでいたため、いたるところに教会が残っています。
それらを含めた「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」を世界文化遺産として登録しようという活動が
進んでいるのです。
・五島を世界遺産の島に!
http://www.city.goto.nagasaki.jp/sekaiisan/
自然や海の幸だけでなく、五島の文化的な側面が認められて、世界に発信される日が待ち遠しいですね。
まだまだご紹介したいことはあるのですが、長くなりますのでひとまずこのあたりで…。
五島がどんなところか、お伝えできたでしょうか?少しでも興味を持っていいただけら幸いです。
世界遺産に登録されると観光客が一気に増えることが予想されますので、ご来島の計画はお早めに!