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Flutterとは
Flutterとは、2017年にGoogleが発表した
オープンソースのマルチプラットフォームの開発フレームワークです。
Flutterはマルチプラットフォームなので、
Android / iOS / Web / Windows / macOS / Linuxの6つのアプリを
全く同じソースコードで開発できます。
Flutterで作られたアプリ事例10選
・Google Ads – 広告管理アプリ
・Google Assistant – アシスタントアプリ
・Xianyu by Alibaba – フリマアプリ
・My BMW App – BMW公式アプリ
・ahamo – NTTドコモ公式アプリ
・Green – 転職アプリ
・じゃらん – 宿・ホテル検索/予約アプリ
・テニスペア – 空きコート検索アプリ
・youbride – 婚活アプリ
・tents – キャンプ・地図記録アプリ
じゃらん – 宿・ホテル検索/予約アプリ
「じゃらん」は、旅行先の宿泊施設を手軽に検索し予約できるアプリです。
レイアウト配置が見やすく、急遽宿探すときによく利用しています。
閲覧履歴が残るので、過去にここいいなと思った宿を
再度確認できることは良かったです。
tents – キャンプ・地図記録アプリ
「tents(テンツ)」はキャンプ活動の記録を管理しやすくするアプリです。
あなたのキャンプ体験を写真付きで記録し、その情報をもとにあなただけの
キャンプ地図を作成します。
「エリア内のランキング」機能では、現在位置周辺のキャンプ場ランキングが
可視可されるので、どこのエリアが人気か一目瞭然です。
キャンプ履歴では過去のキャンプ記録一覧が表示されるので、
友人にここのキャンプ場所良かったなど共有できるのが魅力ポイントです。
Flutterを使用した感想
良いところ
・高速開発可能
JAVA言語だとソースコードの微調整に関わらず、ビルド作業で
時間がかかりますが、ホットリロード機能があれば即時反映され待ち時間が発生しないです。
*ホットリロードとは開発中にコードを変更しても即座に反映され、
アプリを再起動することなく、リアルタイムなプレビューが可能な機能
・JavaScriptを習得していれば開発しやすい
業務でJavaScriptを経験していたので、書き方など
似ている点が多く習得しやすかったです。
・Android と iOS の画面を同時に実装できる
同じソースコードで両方のプラットフォームが動くので、
ネイティブ言語でそれぞれOS毎の記述する必要性が
なくなります。
悪いところ
・日本語の資料が少ない
英語での記事はたくさんありますが、
日本語での参考記事はまだ少ない現状です。
・OS独自の機能は別途実装する必要がある
Flutter を採用した場合でも、全ての機能を一元的に制作することはできず、
Bluetooth やカメラなどは従来通りの方法で作成する必要があります。
Google製品と親和性が高い
FlutterはGoogleが開発をしているため、他のGoogle製品と非常に相性が良いです。そのため、Googleの製品と非常に相性が良いです。
具体的には、マテリアルデザインやFirebaseが標準搭載もしくはプラグイン連携で簡単に利用できます。
そのため、優秀なデザインやクラウドサービスの機能がすぐに使えて、
デザイン性や機能性を簡単に向上させることができます。
将来性
・Flutterを開発したGoogleが成長している
・OS間の仕様調節のカットできる
・今から多くのデータが集まり安定化する
以上より将来性はとても期待できそうです。
開発元のGoogleが2021年3月にはFlutter 2、2022年5月12日にはFlutter 3を発表したことからも、
今後の更なる活用に向けて注力しています。
実際にGoogleトレンドを確認すると、以下のIT大国とも呼ばれるアメリカやインドで
検索数が増え続けていることから、世界的な注目度も確かといえるでしょう。
所感
日本企業のFlutter採用率が近年増加傾向から、
以前より日本語での記事もだいぶ増えてきた印象です。
個人的にはまだまだ国内での認知度は低いかなと思いますので、
どんどん有名になってFlutter市場が拡大してほしいです。
日本ではFlutterを扱えるエンジニアが少ないので、
今の内に開発経験を積んでおけば、
将来エンジニアとしての市場価値が爆上がりするのではと
ひそかに期待している自分がいます。